ウィリアムモリスの数えきれないほどのデザインの中でも、ひときわ人気の高いデザインのひとつがいちご泥棒です。デザインは、園芸家たちの日常の暮らしの中にある小さな悩みからインスピレーションを受けたそう。モリスはケルムスコット・マナーで苺を育てようとしましたが、鳥たちに食べられてしまいます。モリスの手記にも記述されていますが、本当の話は種類の違う鳥だったのですが、モリスはこの鳥を愛らしいツグミにしてデザインを起こしました。
いちご泥棒の生地は、インディゴ抜染技法で制作。これはインディゴに染めた生地のデザイン部分の色を抜き、さらに同じ工程を今度は赤、緑、黄色でプリントするという高度なプリント技法です。色はとても豊かで生き生きとしていましたが、プリント工程全体の完了には数日を要したと言われています。
このデザインは、オリジナルのハンドプリントの雰囲気を残した絶妙な質感の綿100%の生地として、2011年にモリス商会創設150周年を記念してMorris Archive Collection において復刻されました。
カラーバリエーションは、オリジナルのインディゴ、その他にはケルムスコット・マナーにある古い壁掛けをイメージした色褪せたブルーなどの5色展開。
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